アクセス解析で何がわかるのか!改善を繰り返して成果を上げる
タロタロ

おはようございます!副業ブロガーのタロです

ウェブサイトには、個々のサイトごとに、閲覧数を増やすとか商品のたくさん購入してもらうなどの目的があります。

目的達成に向けて漠然と改善活動を続けていても、その行動が良かったのか悪かったのか、データとして管理できていません。

目的達成に向けた改善活動のためにはアクセス解析ツールが必要になりますし、私もそう思います。

とはいえ、アクセス解析をすると何がわかるの?解析したあとの改善ポイントって何?という方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、継続的にサイトを改善するためにアクセス解析をすることの重要性を、苦手意識を持っている方に向けて解説していきたいと思います。

具体的には
・アクセス解析とは
・アクセス解析を行う目的
・サイト運営でアクセス解析が必要な理由
・アクセス解析を行う前にやるべき4つのこと
・アクセス解析で何がわかるのか
・アクセス解析後の6つの改善ポイント
の順番に重要事項だけをご紹介していきます。

これを読めばアクセス解析の概要が理解できますので、まずは読んでみてください!

アクセス解析とは

アクセス解析とは、サイトを訪れたユーザーの行動や特性などを分析することです。

検索キーワード、流入経路、サイト内での行動履歴、どの記事が人気でどの記事が見られていないのか、といったデータを分析することで、サイトのコンバージョンを高めるための課題の発見につなげます。

アクセス解析を行う目的

アクセス解析の目的はサイトの現状を把握すること、実施した施策の効果を測定すること、ユーザーの情報や行動を分析することです。

アクセス解析はデータを調べることだけでは足りず、分析して仮説を立てて改善し、検証することを繰り返す必要があります。

サイトの現状を把握する

サイトの改善や閲覧数アップのためには、サイトの実態を知っておく必要があります。

アクセス解析によりユーザー数の推移、アクセス数、ユーザーの属性、サイト内の行動などを知ることで、サイトの問題点、不具合、異常を見つけます。

実施した施策の効果を測定する

アクセス解析は、施策の効果を測定するためにも必要です。

広告の運用や記事の公開など、実施した施策によりどれだけ効果があったのかを、データ解析から検証します。

効果の有無を判断するためにも必要になりますし、効果が出ていないなら何が要因なのか、仮説を立てて検証することを繰り返していくことが、サイト改善や目的達成のためには必要です。

ユーザーの情報や行動を分析する

サイト改善のためには、例えば商品購入や資料請求等、サイト内でコンバージョンに至った行動やニーズを把握することが重要になります。

ユーザーのサイト内の行動を捉えることで、どのようなターゲットに対して、どのような導線が有効なのかがアクセス解析でわかります。

成果につながるターゲットやコンテンツを特定してサイト改善に役立てましょう。

サイト運営でアクセス解析が必要な理由

アクセス解析が必要な理由は、仮説を立てて解析し、データで課題を改善することができるからです。

例えばサイトを開設したのにコンバージョンに至らないという課題がある場合、どこに問題があるのか見極めることは困難です。

「多分これじゃないの?」という仮説で改善するのは、根拠もなく非効率でしょう。

しかしアクセス解析があれば、仮説を立てて解析し、課題となっているところを特定することで効率的に改善を進めることができるのです。

少しずつの改善を進めることで、コンバージョンしやすいサイトに変えていくことができます。

タロタロ

データで改善していくんだね、感覚でやっちゃダメなんだね!

アクセス解析を行う前にやるべき4つのこと

アクセス解析を行う前にやるべきことはサイトの目的を明確にすること、最終的な目標KGIを決めること、中間の目標KPIを決めること、仮説を立てることです。

判断基準のない状態で解析データを見ても、よくわからないという状況になりがちですので、事前に準備しておきましょう。

サイトの目的を明確にする

サイトの目的を明確にしないでスタートすると、誤った分析となり、改善の施策も効果のないものになってしまいます。

ビジネス上の行き先が決まっていないのに出発しても、無駄であり非効率ですよね。

サイトの目的を明らかにして、コンバージョンにつながる分析を行います。

最終的な目標KGIを決める

サイトの目的により、アクセス解析でみるべきデータや指標は違ってくるので、まずはどのような成果を得たいのかという最終目標(KGI)を決めます。

「重要目標達成指標」と呼ばれるKGI(Key Goal Indicator)は、ビジネスにおける最終目標がどれくらい達成されたかを測る指標です。

売上高、利益、成約数、資料請求数などが挙げられますが、決める際には、具体的であって現実的な数値目標を設定します。

中間の目標KPIを決める

最終目標の達成に向けて必要なプロセスを細分化し、それぞれのプロセスにおける達成度を確認する中間目標(KPI)を設定します。

「重要業績評価指標」と呼ばれるKPI(Key Performance Indicator)は、最終目標(KGI)を達成するための中間目標です。

最終目標(KGI)を達成するためには、各プロセスでどの程度の成果を上げるべきかなど、具体的な数値を設定します。

例えば最終目標(KGI)を「売上高」とするなら、中間目標(KPI)は「訪問者数」「コンバージョン率」「受注率」「客単価」等となります。

仮説を立てる

最終目標(KGI)と中間目標(KPI)が決まったら、達成するために必要な要素や、逆に妨げとなりそうな要素について仮説を立てます。

考えられる課題について仮説を立ててから、数値で裏付けを行うことが大事です。

この仮説と改善策の実施を繰り返すことで、精度の高い検証ができるようになります。

仮説を立てないでアクセス解析を始めても、指標を洗い出すだけで改善につながらないという結果になりかねません。

アクセス解析で何がわかるのか

アクセス解析をすることでサイトの現状数値データ、ユーザーの流入経路、ユーザーの行動フロー、サイトのリアルタイムの状況がわかります。

サイトの現状数値データ

アクセス解析を行うにあたり、基本的なデータの意味を解説していきます。

セッション数

セッション数とは、「ユーザーがサイトを訪問した回数」のことで、訪問数と同じです。

訪問後30分経過した場合は、新たなセッションとしてカウントされます。

同一訪問内でも午前0時をまたいで別のページに移動すると、新たなセッションとしてカウントされます。

異なる参照元からの訪問は、新たなセッションとしてカウントされます。

1セッション内のページビュー数(PV)が少ない場合は、ユーザーの回遊促進に課題があると考えられます。

ページビュー数(PV)

ページビュー数(PV)とは、「期間内にユーザーにページが表示された総数」です。

同じユーザーが5ページ閲覧した場合も、5人が同じページにアクセスした場合も、ページビューは5となります。

ユニークユーザー数(UU)

ユニークユーザー数(UU)とは、「期間内にサイトを訪れたユーザーの数」のことです。

同じユーザーが同一デバイスで何度サイトを訪問しても、ユニークユーザー数(UU)は1です。

同じ人がパソコンとスマートフォンなど別のデバイスでサイトを訪問すると、ユニークユーザー数(UU)は2になります。

サイトがどれくらいのユーザーにアプローチできているかを知りたい場合は、ページビュー数(PV)よりもユニークユーザー数(UU)の方が、適したデータになります。

回遊率

回遊率とは、「ユーザーが同一訪問内で、どれくらいのページを見たのか」を示す数値です。

回遊率は、ページビュー数(PV)÷セッション数で求めることができます。

訪問したページにユーザーが求める情報がない場合や、導線の設置方法に課題がある場合に、回遊率は低くなります。

離脱率

離脱率とは、「サイトから離脱したユーザーがどれくらいいるか」を示す数値です。

離脱とは、ユーザーが他のサイトに移動するとか、画面を閉じるとかして、サイトから離れることをいいます。

離脱率は、離脱したセッション数÷すべてのページビュー数(PV)で求めることができます。

特にコンバージョンや、コンバージョン手前のページでの離脱率を改善できれば、コンバージョン数を増やせるので、特に注力して取り組むべき課題になります。

直帰率

直帰率とは、「1ページしか閲覧していないセッションの割合」を示す数値です。

直帰とは、ユーザーが最初に訪問したページだけを見てサイトを離脱することをいいます。

直帰率は、直帰したセッション数÷全セッション数で求めることができます。

直帰率が高い場合は、コンテンツ内容に課題があると思われますので、競合サイトや関連キーワードを再調査し、記事をリライトする等の改善が必要になります。

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率(CVR)とは、「サイトを訪れたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合」です。

コンバージョン率(CVR)は、コンバージョン数÷セッション数で求めることができます。

商品購入、資料請求、問い合わせなどコンバージョンの内容は、サイトによって違います。

タロタロ

用語がたくさんあるようだけど、無理せず少しずつ勉強しよう!

サイトを訪れるユーザーの流入経路

アクセス解析を行うと、ユーザーがどの経路でサイトにアクセスしたのかがわかります。

具体的には、自然検索、広告、URL直接入力、SNS等です。

サイト内でのユーザーの行動フロー

アクセス解析では、サイト内でユーザーが取った行動について把握することができます。

具体的にはユーザーが使用しているOSやブラウザなどのアクセス環境、サイトの中で最初に訪れたランディングページ、サイトを去った最後の離脱したページ等です。

サイトのリアルタイムの状況

アクセス解析では、サイトのリアルタイムの状況がわかります。

例えば、ユーザーが閲覧している国、流入元、現在アクセスしているユーザー数、ページビュー数(PV)等です。

広告配信、メール配信などイベント実施直後の反響を分析するときに活用できます。

アクセス解析後の6つの改善ポイント

アクセス解析後の6つの改善ポイントはコンバージョンが上がりそうなページを分析すること、過去のデータと比較して分析すること、外的要因をチェックすること、ユーザーの立場に立つこと、閲覧数が少ない時の対応をとること、離脱率が高い時の対応をとることです。

サイト運営しているなら、優先順位をつけてサイトの改善が求められます。

ここでは、アクセス解析を有効活用する改善ポイントを紹介します。

コンバージョンが上がりそうなページの分析

サイトの改善をするときは、商品を購入してもらうなどサイトの目的につながるページを優先的に分析します。

ページビュー数(PV)が多いページに、商品購入ページのリンクを貼ることでコンバージョンが増える可能性はあります。

ページビュー数(PV)が多い場合、改善することでさらにページビュー数(PV)を上げ、コンバージョンを増やすことが期待できます。

タロタロ

最終目標に近いところから改善していくっていう考え方だね!

過去のデータと比較して分析

前月と比較する等、過去のデータと比較して分析することは、分析結果に説得力があり、サイトの改善につながりやすいです。

また、広告配信、メルマガ配信などイベントを実施した前後の変化なども確認します。

サイトを改善するのであれば、分析するための材料を多くそろえることが重要になります。

ユーザーの立場に立つ

アクセス解析データをみてもわかりづらい時には、ユーザーの立場に立つことが重要です。

自分のサイトで自分の商品を購入することを想定して、実際に行動してみると、不便さや分かりづらさが見えてくるかもしれません。

体験談やアンケートを通してユーザーの声を聴くと、ニーズを理解しやすくなります。

外的要因のチェック

アクセス解析を行うときには、市場に影響のある外的要因にも目を向けてみます。

内的要因だけでなく、外的要因を見落とさないことが改善するうえでは重要になります。

閲覧数が少ない時の対応

閲覧数が少ない場合、サイトのコンテンツ内容が充実していために検索での上位表示ができていない可能性がありますので、コンテンツを充実させる必要があります。

コンテンツを充実させるためには検索キーワードなど、サイトに行き着いた経緯の確認も大切ですし、キーワードから閲覧目的を知ることも重要です。

また、定期的に記事内容の更新や内容のアップデートを行います。

離脱率が高い時の対応

商品購入や資料請求などコンバージョンのページでの離脱率が高い場合、登録する情報の項目数や内容を見直して、入力フォームへの抵抗感を減らすようにします。

入力フォームが複雑とか、入力項目が多すぎる、スマートフォン等デバイスによってページが利用しづらいことが考えられます。

離脱率が高い原因として、ユーザーが求める情報がないこと、簡単に申し込みできないことなどがあります。

ユーザーのニーズに合った情報を掲載すること、すぐに購入ページへと遷移できる仕組みを作ります。

無料で使える4つのアクセス解析ツール

アクセス解析を行うときに、無料で使える便利な4つのツールはGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)、Similar Web(シミラーウェブ)、User Heat(ユーザーヒート)です。

目的によって使い分けるのが効果的です。

代表的なツールならGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。

日本で多くの企業が利用しており、アクセス解析ツールの中でも最も有名なものといえます。

ユーザー属性、流入経路、ユーザーの行動、コンバージョンに関するデータを解析できます。

見込み客を知りたいならGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、Google Analytics(グーグルアナリティクス)と同じくGoogleが提供しているアクセス解析ツールです。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、「サイトに来た後」のユーザーの行動を分析するのに対して、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、「サイトに来る前」のユーザーの行動を分析します。

検索ワード、クリック数、掲載順位を分析し、ユーザーがどのようにサイトに行き着いたのかを把握します。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)と連携することで、より詳しい解析も可能になります。

競合分析をしたいならSimilar Web(シミラーウェブ)

Similar Web(シミラーウェブ)は、自社のサイトだけでなく、競合他社のサイトも解析できるアクセス解析ツールです。

自社と他社のサイトの比較機能が実装されていることが、大きな特徴となっています。

競合他社の動向を知ることは重要で、専門知識に乏しくても比較できるツールになっています。

無料版と有料版で利用できる機能が違いますが、無料版でも基本的な解析なら十分です。

行動を可視化したいならUser Heat(ユーザーヒート)

User Heat(ユーザーヒート)は、月間30万ページビュー(PV)まで無料で利用できるヒートマップツールで、パソコンとスマートフォンの両方に対応しています。

ヒートマップとは、サイト上のユーザーの行動データを、色に置き換える手法です。

ユーザーがページのどこを熟読しているのかなど、視覚的にユーザーの行動を把握できるのが特徴です。

まとめ

今回の記事はどうだったでしょうか。

アクセス解析とは、サイトを訪れたユーザーの行動や特性などを分析することでした。

アクセス解析の目的はサイトの現状を把握すること、実施した施策の効果を測定すること、ユーザーの情報や行動を分析することでした。

アクセス解析が必要な理由は、仮説を立てて解析し、データで課題を改善することができるから。

アクセス解析を行う前にやるべきことは次の4つです。

  1. サイトの目的を明確にすること
  2. 最終的な目標KGIを決めること
  3. 中間の目標KPIを決めること
  4. 仮説を立てること

 

アクセス解析をすることでサイトの現状数値データ、ユーザーの流入経路、ユーザーの行動フローがわかります。

アクセス解析後の改善ポイントは次の6つです。

  1. コンバージョンが上がりそうなページを分析すること
  2. 過去のデータと比較して分析すること
  3. 外的要因をチェックすること
  4. ユーザーの立場に立つこと
  5. 閲覧数が少ない時の対応をとること
  6. 離脱率が高い時の対応をとること

 

アクセス解析を行うときに、無料で使える便利な4つのツールは次の4つです。

  1. Google Analytics(グーグルアナリティクス)
  2. Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
  3. Similar Web(シミラーウェブ)
  4. User Heat(ユーザーヒート)

 

何も考えずにアクセス解析を使っても効果は薄いので、最終目標を定めてから、仮説と検証を繰り返して改善を続けましょう。

タロタロ

最後までご覧いただきありがとうございました、副業ブロガーのタロでした!